ダイエット開始時の体重は、’03.8月79.5kg.~ダイエット終了時
`05.1月54.7kg.
私は着々とダイエットを続けていた。そして「第四回マイクロダイエットグランプリ」に応募した。
書類審査も通過し、面接も通過した。そして地区予選に選出された!!これに通過したら決勝大会出場だ。
私は東京地区なのにマイクロダイエット側から「仙台地区の予選に出場して欲しい」と連絡があった。「??」と思ったが予選に行かれるのが嬉しくて快諾した。仕事は「従妹の結婚式が行われるのでお休みが欲しい」と言ったら「替わりを立ててくれたら良い」と言われたので他のスタッフと休みを交換してもらい仙台へ行く事になった。売上が良いと都合を聞いてもらえて助かった。
私は自慢ではないが中学の修学旅行の京都以外に新幹線に乗った事が無い。切符の買い方も分からない。そこで祐ちゃんにお願いして切符を購入してもらい、当日仕事上がりに亀戸サンストリートまで迎えに来てもらい、東京駅の改札まで送ってもらった。その日はマイクロダイエット側が取ってくれたビジネスホテルに一泊し翌日公民館で予選が行われる。仙台へ向かう新幹線の中で原稿を作成した。コンテストのテーマがあり「感動」だった。それにあった内容にするべくレポート用紙を何枚も使って内容をまとめた。丁度まとまった時に仙台に到着した。もう21時を回っていた。駅前のロータリーでタクシーに乗り、指定のホテルへ向かいチェックインした。無事に着いた事を祐ちゃんに電話して報告した。小腹が減ったので近くのコンビニでサンドイッチを買った。お腹を満たしお風呂にも入り、睡眠薬も服用した。部屋がとても乾燥していたのでコップで部屋の絨毯に水をかけてからベッドに入った。緊張して眠れないかもしれないと心配したが、ぐっすり眠れた。
朝ご飯はバイキングだった。しっかり食べてチェックアウトをしてタクシーで会場に向かった。
会場には出場者が20名程いただろうか・・・。観客も大勢いた。
私の出番は4番目だった。まずは簡単な流れのリハーサルが行われた。「出身地、名前、年齢をお願いします。」と言われたので私が「東京都・・・」と自己紹介をした時止められて、「やはり出身地はなしにしましょう」と言われた。その時私はここで出場しては本当はいけなかったんだと感じた。・・・が決勝に出たいので構わず戦いに向かった。本番、私の番になった。所々原稿を見ながらスピーチした。全く緊張していなかったし審査員の顔も良く見えた。アドリブも出た。伝えたい事はパーフェクトに出し切った。
無事に終わったので一服していたら、観客の女性が私の所に歩み寄って来て握手を求められた。「感動しました!」と言われた。その瞬間通過した!と確信した。
一緒に喫煙所で一服している人の中にマイクロダイエット側の人が居て「今回の決勝は国際フォーラムAだよ、一番大きいホールだよ。」と教えてくれた。私はまだ決まっていないのに心の中でガッツポーズをした。
出場者全員のスピーチが終わったとスタッフの人が席に着くようにと迎えに来てくれた。席に着いたら決勝出場者は2名だと発表された。そして一人目は・・・・「凜さん!!」いえぇ~~~~~い!!!!やっぱり!!壇上に上がった。もう一人も呼ばれた。私達は大きな花束を頂いた。かたずけをしていたら、もう一人の女性が「東京から?私も。一緒に帰りましょう」と言って付いてきた。タクシーで一緒に仙台駅まで行き、お店や祐ちゃんへのお土産を購入して新幹線に乗り帰路に着いた。
帰りの新幹線の中でもう一人の女性は自己紹介してくれた。北川有美ちゃん。年齢も近かった。「子供に見せたかったぁ~~こんなの二度とないもん~~」と嘆いていた。私も自己紹介した。「なんで仙台に呼ばれたんだろうね?」と話していた。「昨晩、電話で話していた?」と聞かれたが「話してないよ」となぜか嘘をついてしまった。
有美ちゃんは一駅手前で降りた。東京駅で降りて出口改札に向かっていたら祐ちゃんが迎えに来てくれていた。持っている花束を掲げて大きく振った!しかーし反応が無かった。後日聞いたら反応するのが恥ずかしかったらしい。
夢のダイエットグランプリ決勝に出場が決まった。
つづく。
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