一人になって落ち着いて来たので就職活動を始めた。
丁度スカイツリーが出来上がり、併設しているモールの「ソラマチ」の中に有るお店がまとまって錦糸町丸井の産業会館で集団面接をしていた。最終日に滑り込み「ツリービレッジ」と言う派遣会社とエイベックスが共同で出店する各テレビ局のお土産屋さんに応募して採用された。45歳。
始めは掃除やごみ捨て専門のセクションだったのだけど、派遣会社の人の私に対する失礼な態度を訴えたら日本テレビの販売に変更してくれた。
各テレビ局にリーダーが居るんだけど、ウチのリーダーがリーダーのまとめ役になったらしい。サブリーダーも居た。リーダーは店先に居た事が無い。サブリーダーもだ。各リーダーはインカムを着けていてお客様からのリクエストなどに対して他の局にないかインカムを使って問い合わせなどをしていた。ウチは着けてる人が店に居ない。不満で仕方なかった。それから同じ子がいつも同じ楽な仕事ばかりしているから私が大声をあげる苦しい仕事をするしかなかった。それに納得いかなかった私は連絡ノートに書いた。そうしたらサブリーダーから「進んで始めた仕事をする人を支持する」と言う内容の返事が書いてあった。頭に来た。又、外人観光客のお客様が多く英語が分からない私は携帯の通訳アプリを使って会話をしていた・・・そこを見たリーダーは「携帯は店に持って来ない、自分は仕事で使うから持ってます!」と人の言い分も聞かずに言いたい事だけ言って去って行った。
貧乏くじを引いているのに我慢が出来ずに辞めた。
「がっちゃら屋」
日本雑貨、和菓子お土産屋。
うつが酷くなって退社。
「キャンドルハウス」(カメヤマローソク)
キャンドル、ジェルジェム
履歴書を本社へ送ったら「社長が面接をするので来て下さい」と連絡が来た。
行ってみたらチャキチャキのおばちゃんが面接室に入って来た。
一通り面接を終えて、「問題ないね!ウチの人事がこんなに転職している人は怖いから社長が面接して下さいって言うのよ。」だと・・・。履歴書の職歴はそれでもだいぶ減らしたんだけどね・・・。
お店ではプランタン銀座で働いていた人がプランタン銀座が閉店したとかで私より少し前に採用されていた。私はその人とそりが合わなかった。その人にいじめられているという理由で退社した。
「PLAZA」
キッツイ女が3人位居た。私の指導役の子なんて気が向かないと教えてくれなかった。あと、バックヤードで店長(男性)に「郵便ポストって近くにある?」と聞くので「どうでしょう?」と話していたら「駅前には必ず有るっ!!」と大きな声で割り込んできた子、あとこれは私も悪いんだけどバックヤードに居た時「凜さんタバコ臭いっ!!」って怒鳴られた。皆生理かよ・・・って思ったよ。
文句ばかり言われるんで早々に辞めようと昼休みにソラマチの中に有る「鳩居堂」で便箋と封筒を買って退職願を書いて店長に渡して受理してもらった。辞めた後「ポストはある!」と怒鳴った女が店先で品出しをしてたから、その棚の前に立って品出しを邪魔してやった。
「ナノブロック」
生意気な女が一人居た。田舎出の水商売上がりの子だ。お客さんの前で私に怒鳴りつけた、しかも私のミスではなかった。その子のミスだった。お客様の前であーだこーだ言ってはいけないと我慢した。
新人の教育を任されたけど、新人にレジの使い方を教えていたら今迄居た子が自分と違ったらしく「自分のやりたいように」と言いやがった。教育係は私じゃ!
ここは3ヶ月位もったかな・・・。うつが酷くなったからバックレた。
「かんざし屋Wargo」
若い30そこそこ男の子がオーナーだった。
研修3日間行い店に出た。そこの店長がねっとりしていて、それにお店に客が入ると出口を塞いで声を掛けろと言うのだ。それは私の接客態度に反してると思って嫌になった。
翌日辞めた。契約書でこの場合バイト料は出ないので研修を含めタダ働きだった。
「212キッチンストア」
入店する前の研修でお店で売っている商品(キッチングッズ)を使って料理を作るのだ。
売る時の接客で商品の説明をするのに実体験が必要なのだ。ここ数年料理などしてない私にはあまりにも場違いな会社だった。直ぐ辞めました。
「NHKキャラクターショップ」
「ツリービレッジ」の隣にある店舗。
理由は忘れてしまったけど直ぐに辞めてしまった。
「にっぽんのあめプロジェクト」
京都の会社の本当の飴や金平糖などをコーティングしたアクセサリーや飴の販売。ここは良い人ばかりだった。若い子は若干クールだったけど、それより楽しかった。少し年下の女性が二人私を慕ってくれたのが嬉しかった。
ある日、アクセサリーのデザイナーが東京に来た。私はその人がデザインしたアクセサリーをバラして自分でデザインしたペンダントやピアスを着けていた。それが気に入らなかったのだろう、だがそれには触れず、私の服装がなってないと「服装ぐだぐだやなぁ~」と言いやがった。今でもその京都弁のアクセントがハッキリと覚えてる。
翌月社長が来た。私は初めて会う。「こっちきてくれるか?」と店から離れた所に呼ばれた。挨拶したら「凜さんは、私が思っていた働きはしてくれないからクビや、ほんなら来月まで頑張って」と言われた。クビの理由を私のせいにしてバイト料を支払って辞めさせず、来月まで働かせるつもりだ。
店に戻って同僚に「私クビだって」と話したら泣いてくれた。
速攻辞めた。
「船橋屋」
ここは店長が曲者だった。店内のお客様からの死角に座り込みおしゃべりする。
「私、ただの主婦だったんだも~ん」としょっちゅう言っていた。私が緊張していると「手が震えてる!」と嫌そうに言うから「震えてました?」って聞いちゃったよ。
それから、「凜さんタバコ吸うでしょ?私ももう一人のパートさんも吸うのね、でもいつも良い匂いするの凜さんもそうして」って言われた。タバコは止められそうになかったし店長が嫌いだったから辞めると朝電話したら店長は「電話ありがとうございます!」と言った。連絡無しでバックられるよりマシって感じだった。
「九世福商店」
食のセレクトショップ
台湾人の女性が店長だった。この人はとても頭が良くて使える人だと思った。他の人も良い人だったけど、食品を扱うのがやる事が多くて追いつかなかった。一回「辞めると言ってやっぱりやらせて下さい」と言ったらやらせてくれた、私も頑張ったんだけど仕事が覚えられなかった。結局辞めてしまった。
つづく。
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